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登録日:2011/02/11(金) 22 30 07 更新日:2024/05/30 Thu 03 19 18NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 1997年 DEEN PS PS2 RPG TOD ゲーム ソーディアン テイルズ テイルズオブシリーズ デスティニー ドルアーガの塔 ナムコ バグの宝庫 バンダイナムコ パチンコ化 ラスボスが弱い(PS版) リメイクではバグ消失 勇気と野望を胸に、故郷を飛び出した青年スタンと 意思を持つ剣「ディムロス」が出会った時、運命と冒険の輪が静かに廻りはじめる… 運命のRPG Tales of Destiny 1997年12月23日にナムコから発売されたPS用RPGで、テイルズオブシリーズの1作。PSbest版もある。その後2006年11月30日にPS2でリメイク版が発売され、更に2008年1月31日にディレクターズカット版がPS2で発売した。 ディレクターズカット版はメインキャラクターのひとり、「リオン・マグナス」の視点から描いた本編を体験できる。 2002年11月28日には本作の18年後を舞台とする続編『テイルズ オブ デスティニー2』が発売された。 CM ※推奨BGM:夢であるように 君はもう、一人じゃない。運命の扉を今、ナムコが開ける!! プレイステーション Tales of Destiny テイルズオブデスティニー ★ストーリー ★パーティーメンバー☆ソーディアンマスター ☆そのほかのパーティーメンバー ★用語 ★テーマソング ★余談 ★ストーリー 元兵士の祖父から昔の話を聞かされ、兵士に憧れるようになった羊飼い、スタンは兵士になるためリーネ村を飛び出し、首都行きの飛行竜で密航を試みる。 しかし見つかってしまい、散々暴行された上で極寒の中甲板掃除をさせられ、持っていた武器を取り上げられてしまう。 そこへ空から魔物が襲来。あっという間に蹂躙される飛行竜。武器を求めて飛行竜の中を捜索していたスタンは、倉庫で一本の古びた剣を手にすることになる。 スタンが見つけた剣こそ、意思を持つ伝説の剣「ソーディアン・ディムロス」だった。 ディムロスの声を聞くことが出来たスタンはディムロスのマスターとなり、命からがら飛行竜を脱出。その後の道中で同じくソーディアンのマスターであるルーティや、リオンなどと出会い、「神の眼」を、果ては世界を救う運命に巻き込まれていく……。 ★パーティーメンバー ☆ソーディアンマスター スタン・エルロン CV.関智一 19歳。剣士。リーネ村で祖父と妹と暮らす羊飼いだったが、兵士として名をあげるために家出同然に村を飛び出した。 低血圧で、一度眠ると起きない。戦闘中の状態異常でもそれがあらわれている。 あまり知られていないがこれはPS版から存在している状態異常の特徴であり、PS2版では更に眠りの状態異常が凶悪化した。 ソーディアン・ディムロスと出会ったことで、兵士になるどころの騒ぎではなくなってしまった。 ディムロスのおかげで火系晶術が使えるが、斬りに行った方が早い前衛キャラ。 PS版でもPS2版でもそれぞれにぶっ壊れチート技があり、戦闘ではやりたい放題出来る。 ルーティ・カトレット CV.今井由香 / 小松由佳(『テイルズ オブ ザ レイズ』以降) ヒロイン。レンズハンターで、お金とレンズに執着する「強欲の魔女」。 お金にがめつい理由は、生まれ育った孤児院の経営が傾きつつあるため。 サバサバしていて少しきつめなところもあるが、孤児院の子供たちからは慕われている。 ソーディアン・アトワイトのマスターであり、水系晶術や回復技を覚える。 リオン・マグナス CV.緑川光 16歳。ソーディアン・シャルティエのマスターでセインガルド王国の客員剣士。天才的な剣術と晶術を巧みに操る実力者。 ただし前に行かせると速攻で死んでしまう紙耐久。 ちなみにこれはPS2版以降の特徴であり、PS版だとシャルティエの成長傾向こそ劣化ディムロスだがリオン本人は盾も装備可能な重装甲であり耐久力は普通にある。 テイルズオブシリーズでもかなり人気の高いキャラクターで特にお姉さま方からの支持がはんぱない。 CMでスタンが「リオォォォォォォン」と叫んでいたのも印象深い。他のシリーズ作品はほとんどヒロインの名前を叫んでるのにね 本名はエミリオ・カトレットで、亡き母に似た面影を持つメイドのマリアンを想っている。 TOD2のジューダスとはまったくの無関係である(棒読み) フィリア・フィリス CV.井上喜久子 じゅうなな…19歳。ストレイライズ神殿で石にされていたアタモニ教団の司祭。 つるの無い構造不明の眼鏡をかけている。 ソーディアン・クレメンテのマスター。上位の晶術を使って雑魚を一掃出来る後衛キャラ。 戦闘をしたことがなかった普通の人間のはずだが、なぜか自作のボムは持っていた。ディムロス曰く「クレメンテなしでも十分強かったのでは…?」 ちなみにPS版だとHPが95%以上ある時にのみ使用できる『吹っ飛ばし攻撃』の性能が異常に高く、トータスあたりに延々とやり続けるだけで簡単に99ヒット稼ぐことが出来た。 ウッドロウ・ケルヴィン CV.速水奨 ソーディアン・イクティノスのマスターで雪国ファンダリアの王子。通称「空気王」 スタンが最初に行動を共にすることになるキャラクター。武器は弓とイクティノスだが、イクティノスはかなり後半にならないと使えない。裏技を使えばPS版でも早期に装備できるが。 PS版では再加入時に超低レベルだったり、PS2版のサポートタレントがエンカウントを下げる物だったり、名台詞を奪われたり、ファンダム1では名前しか出なかったり、地味に公式に嫌われ(愛され)てるのかもしれない 「なに、気にすることはない」 ☆そのほかのパーティーメンバー マリー・エージェント CV.天野由梨 24歳。ルーティと旅をしていた記憶喪失の女戦士。ルーティと出会ったときには自分の名前以外何も覚えていなかった。 気さくな性格で「見るもの全てが新鮮で記憶喪失も悪くない」と記憶喪失も楽しんでいる様子だが、記憶を取り戻したいという気持ちはあるようだ。 寒さにはめっぽう強い反面暑さには弱く、カルバレイスでは痩せ我慢しながらも暑さのあまり倒れてしまっていた。逆に、スタンは暑さには強いが寒いのは苦手のようである。 PS版とPS2版で性格が明確に違うと感じるであろう一人。 PS版だと良くも悪くも思い切りが凄まじく良く、戦闘時のテンションが少し危ない感じだったがリメイクではかなりマイルドになっている。 リオンが紙なので、彼女とスタンを前に出して、後ろからルーティ&フィリアという構成にした人も多いはず。 ちなみにPS版スタッフのお気に入りだったのか、PS版では隠しダンジョンの解説をしてくれたり、とあるダンジョンの撃破率&隠し宝箱の存在を教えてくれたり、 料理イベントの担当の一人だったり、仲間が離れ離れにされる罠でも一人だけPTに残る(スタンと同じ場所に飛ぶ)など細かい所で出番が多い。 またとあるキャラの生死を決められた関係で第二部で仲間にできる時期が異なるなどの細かいサブイベントも多く、サブキャラの中で一番扱いがよかった。 中の人は、某ロボットアニメでスタンの中の人のパートナーだった。 チェルシー・トーン CV.渡辺菜生子 14歳。ウッドロウの弓の師匠、アルバの孫娘。弓に関しては三歳の頃から扱っており、パーティ最年少ながらかなりの腕前。 子供扱いされることを嫌うためにことわざや四字熟語などを必要以上に使って大人ぶることがある。 木と話すことができるらしいが……要するに方向音痴で、迷ったときの言い訳にこんなことを言っちゃう可愛い子。 なんと18年後の設定であるD2でも同じ格好で……おや、誰かきたようだ ウッドロウのレベル&イクティノスが目立ちすぎてあまり話題にされないが、彼女のPS版でのレベルはそれを遥かに超えるギャグ仕様である。 ジョニー・シデン CV.山寺宏一 26歳。アクアヴェイル公国・シデン領当主の三男坊。武器は弦楽器で、楽器で殴ることも……。リクエストがあってもなくても唄い出す明るく飄々とした吟遊詩人。 PS2版ではスキットや技が増え、存分に山寺ボイスを堪能できる。 マイティ・コングマン CV.玄田哲章 39歳。ノイシュタットの闘技場のチャンピオンで町のヒーロー。どんな武器でも使えるという設定だが、武器はなく、肉体(尻)で戦う。 PS2版では、戦闘後の決め台詞でソーディアンをディスる発言をし、ディムロスを少し苛立たせている。 キャラデザのいのまた氏のお気に入り。 フィリアLOVEだが、当のフィリアはスタンを……。 パーティメンバーの中でなぜかコイツだけOPムービーには登場しなかった。 ちなみにこれは当初OPムービーの製作スタッフが「隠しキャラ」と聞いていたのが理由。 実際PS版だと仲間に一度も加えなくてもクリアできる。またPS版だと『マイティ』というPT内では扱われるが、PS2版では『コングマン』として扱われる。 リリス・エルロン CV.今井由香(PS) / 沢口千恵(PS2) 名前から分かるとおり、スタンの妹。料理が得意でエルロン家の家事を一手に引き受けており、スタンもリリスには頭が上がらない。 そして寝起きの悪いスタンを起こすため、「秘技・死者の目覚め」を編み出した。 PS版は初回版のみ、裏技でパーティーメンバーにする事が可能。PS2版では正式にパーティーメンバーになったが相変わらずストーリーでは空気。 「まんぼう戦吼」など唯一無二のトリッキーな技が目立つ。 PS版では全然技が違う…というか、技の半分ぐらいが『鉄拳』シリーズのパロディだった。 PS2版以降はサンダーソードとリリスラッシュ以外新規技となったが、『テイルズ オブ ザ レイズ』にて超久々にPS版の技が登場した。 ★用語 ☆天地戦争 およそ千年前に空中都市と地上との間で起きた大戦争。名前だけは知られているが、その仔細は王国や神殿の有力者しか知らない。 リメイク版では天地戦争に関する情報が意図的に秘匿されていた、という設定が追加された。 ☆ソーディアン 天地戦争時代に作られた画期的な剣。 人間の人格を投射することで意思を持ち「マスター」と呼ばれる特定の人間と会話が可能な他、強力なコア・クリスタルにより強力な晶術を使える。 ☆レンズ およそ千年前に地球に衝突した巨大彗星の核の欠片。 特有の特殊エネルギーを含有しており、動物が飲み込むとモンスターになったり、これを利用した科学技術もある。 晶術もこれによるもの。 勘違いされやすいが、本作時点で晶術とは『レンズのエネルギーを利用した術』という設定が存在しており、 人間系の敵などが普通に術を使ってくるのはこれが原因。決してD2が設定矛盾しているわけではない。 ☆神の眼 直径6mの球体状巨大レンズ。そのサイズに比例した凄まじいエネルギーを含有している。 ルーティの眼の色が変わるくらいの金銭的価値がある。 ☆オベロン社 レンズの力に目をつけたヒューゴ・ジルクリストが興した、世界中に支店を持つ巨大企業。レンズ製品で莫大な利益を上げている。 便利アイテムをレンズと交換してくれる。なお社員とは何度も戦うことになり、社員全員が武装して襲ってくる。 ちなみに社員のうち剣士系のブラックナイトはあの死亡フラグ技「爪竜連牙斬」を撃ってくる。 ☆アタモニ教団 ストレイライズ神殿で女神アタモニを崇める宗教。シンボルはカエル。 フィリアはここの司祭を務めている。 アタモニ(ATAMONI)はいのまた(INOMATA)をローマ字にして逆から読んだもの。 ★テーマソング テーマソングはDEENの「夢であるように」。 年代にもよるが「オタクのリトマス試験紙」ともされている(カラオケで歌って反応を見ることでオタ、非オタの判別ができ、なおかつオタともろばれしないからだと思われる) DEENとテイルズオブシリーズの付き合いは長く続き、パチスロ版『テイルズオブデスティニー』や『テイルズ オブ ハーツ』、『テイルズ オブ ザ レイズ』で主題歌を担当している。 ★余談 PS版の隠しダンジョンとしてナムコの往年の名作アーケードゲーム「ドルアーガの塔」がまるまま移植されている。 戦闘システムが本作のもの、かつ操作キャラがスタンであるという細かいアレンジこそあるが、宝箱出現条件やドルアーガ撃破条件、モンスターなど含めてかなり忠実に再現されており攻略には膨大な時間こそ掛かるが一見の価値あり。 各種最強装備もこちらで入手できるがそれら装備もバランスを持っていないと呪いの装備になることの再現のために手順を踏まないと最弱装備orアップルグミが入ってしまうなど細かい部分にこだわりが感じられる。 ちなみにダンジョンに入る為の条件も各地のダンジョンなどで「RC(レッドクリスタル)ロッド」「GC(グリーンクリスタル)ロッド」「BC(ブルークリスタル)ロッド」を集めることである。 俺の大切な項目がある、このアニヲタを守りたい! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ディムロース!/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] オリDは戦闘後のフリーズがなぁ…。それ以外は好きだけど -- 名無しさん (2016-09-04 14 51 20) 続編以外に何回かリメイクされるのはやっぱりリオンの人気の高さによるのかね。 -- 名無しさん (2019-05-01 10 38 42) リオン倒した時の特殊ゲームオーバーの存在初めて知ったけどそのルートで外伝作品1個作ってほしいw -- 名無しさん (2022-01-15 00 26 46) 名前 コメント
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登録日:2011/10/02(日) 13 20 53 更新日:2024/04/28 Sun 20 49 24NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 TOR つまみ食いキャラ ショタ ショタコンホイホイ テイルズ リバース 渡辺明乃 独特すぎる音感 「マオ、大活躍!の巻」 Mao マオはテイルズ オブ リバースの登場人物 ◆基本データ 年齢:13歳(見た目年齢) 種族:ヒューマ 性別:男 身長:153cm 体重:38kg 声優:渡辺明乃 職業:術使い(フォルス使い) 武器:トンファー フォルス:炎 赤いショートカットとアホ毛が特徴的 緑色で丈の長い上着、青の半ズボン、そして白ニーソが大変眩しいショタ 彼がユージーンと共にヴェイグの元を訪れたことで、物語が動き出す ユージーンと出会った二年前までの記憶がなく、ずっと一緒にいるユージーンとは種族を超えた親子のような関係 記憶喪失感じさせない明るさ、前向きさでパーティーを引っ張るムードメーカー 歌が好きで、自作の歌をよく歌っている。ハロルドに続く「独特音感様」 また、怖い話も好きで、よく怪談話をする 「〜なんですけど」「〜だヨ」といった喋り方をすることが多い その非常に可愛らしい中性的な容姿から性別を素で勘違いしていたプレイヤーも珍しくなかったとか。 ◆術技 使うのは火、風、闇の三属性 基本的には術使いだが、優秀なF・エンチャントや武器のヒット数のため、育成次第で前に出て戦うことも可能 ■フレアショット 「薙ぎ払え! フレアショット!」 射程の短い炎を繰り出す ■バーンストライク 「来たれ爆炎! 焼き尽くせ! バーンストライク!」 斜め上から三発の炎が落ちる ■ウィンドエッジ 「切り裂け! ウインドエッジ!」 相手のいる場所に風を起こす ■ガスティーネイル 「疾風の爪にて引き裂かん! ガスティーネイル!」 3ラインを一気に攻撃 敵を一番手前のラインに集めることが出来る ■アーチシェイド 「引き裂け! アーチシェイド!」 敵のいる場所に攻撃 ■ブラッディクロス 「裁きの十字よ、敵を打て! ブラッディクロス!」 縦に闇属性の攻撃が走った後、横にも攻撃、軌跡で十字を描く ■F・フレイム 上方向へ炎を出す。回避などに使える ■F・エンチャント 一定時間、攻撃力2倍+火属性付加 ■エイミングヒート 「狙った獲物は逃がさない! エイミングヒート!」 ■ネガティブゲイト 「歪められし扉、今開かれん! ネガティブゲイト!」 敵の側に闇の玉を発生させる ■ゲイルスラッシュ 「真空の刃よ! 切り刻め! ゲイルスラッシュ!」 ■フィアフルストーム 「恐慌たる烈風、還れ! 虚無の彼方! フィアフルストーム!」 ■ディザスターロアー 「絶望の叫び……えーと、どこでもいいから葬りさっちゃえ! ディザスターロアー!」 3ライン中、1ラインをランダムで攻撃 ■ブレイジングハーツ 「万物の始まりたる炎よ!刹那にて薙ぎ払え!ブレイジングハーツ!」 敵の左右から炎で攻撃 外伝系では最強技 ◆秘奥義 ■インフェルノドライブ(+ユージーン) 「深紅の爆炎、わが友に宿れ」 「これがすべてを焼き尽くす、轟爆の魔槍だ!」 「「秘奥義!インフェルノドライブ!!」」 外伝系ではマオ単体で発動、台詞も違う。 ■インブレイスエンド(+ヴェイグ) 「燃えさかれ、紅蓮の炎!」 「今、楽にしてやる!」 「「奥義!インブレイスエンド!」」 ■紅蓮天翔(+ティトレイ) 「頼むぜぇ、マオ!」 「この炎から逃れられるか!」 「今だっ! 俺は鳥になる!」 「「紅蓮天翔ォー!!」」 外伝系ではティトレイ単体で発動。その辺にいるマオが燃やしてるのかもしれない ■外伝、ゲスト出演 TOW レディアントマイソロジーには2から出演 2はイベントで加入、ジーニアス、アニスと共にOPにも登場。一部の紳士、淑女を歓喜させた 3では加入が任意イベントに。下手すると条件に気が付かずに、何時までもマオがこないなんてことにも…… ハーツには援護システムで登場 アイテムは「取っ手付きの棒」、技はF・フレイム 上方向に火属性の当たり判定がある 決めポーズをして去っていく可愛さは必見 バーサスでは行方不明になってしまったユージーンを探すため、ユグドラシルバトルに参戦 相棒はカイウスだが、ユージーン絡みで最初は険悪ムード。 ◆本編での活躍 ユージーンと共に、村の集会所に引きこもっていたヴェイグの元へやってくる 氷付けになっていたクレアを炎のフォルスで溶かして助け出した その後、サレに連れ去られたクレアを追うため、ヴェイグ、ユージーンと共に旅に出る ティトレイ加入まで、ひとりで薄暗いパーティーを盛り上げる 以下ネタバレ 聖獣の試練にて、ヒトではなく、創られたものであることが判明する つまり、二年前以前の記憶がないのではなく、生まれたての状態だった 実年齢2歳だが、おそらくお父s…ユージーンの育て方がよかったのだろう 真名は「オルセルグ」 古代カレギア語で「無垢な瞳」という意味 ヒルダさんに訳してもらうと「無邪気な目」 こちらの方がマオらしいかもしれない 炎の聖獣・フェニアがお母さんにあたる 終盤、ヒューマとガジュマの種族間で揺れるパーティーの中で、唯一「そのどちらでもない自分」のことで悩んでいた 最終的には「自分は何であっても自分」という結論に至る ◆余談 PSP版ではパッケージの最前列を飾る このマオ、実に可愛らしいので是非ともチェックしていただきたい 「次回は俺が追記だ!」 「今回で打ち切れ」 「ちょっと残念…かも」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] キャラ的に安定感があっていいよな -- 名無しさん (2013-06-30 15 01 05) 歴代ショタキャラの中では一番好きだな。ぶっちゃけ一番子供らしい性格してる -- 名無しさん (2013-12-19 15 00 47) ユージーンとのやり取りが親子みたいで可愛い、バーサス… -- 名無しさん (2013-12-19 15 07 34) ブラッディクロスにはすごく助けられた -- 名無しさん (2015-01-28 13 30 22) 最初女の子だと思ってテイルズシリーズに限らず男2女2のパーティが好きだから普通に入れてたら遊びに来た友人にそいつ男やぞって言われたのはいい思い出笑 -- 名無しさん (2015-02-12 16 02 55) デザインしたいのまたさんに感謝するわ -- 名無しさん (2015-02-23 17 52 45) 背伸びしないで子供ってのを満喫している。けど周りの雰囲気には敏感に察知出来る洞察力……生まれて2年でこれは賞賛もの。 -- 名無しさん (2015-07-10 22 25 40) RG下げてヒール付きガスティーネイル→スペシャル付きフィアフルストームで高火力広範囲にパーティーの体力全快は助かった -- 名無しさん (2019-04-22 12 24 09) 名前 コメント
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テイルズ オブ デスティニー 公式コンプリートガイド +目次 概要 コメント 関連リンク関連項目 被リンクページ 概要 商品名 テイルズ オブ デスティニー 公式コンプリートガイド 分類 攻略本 発売日 2006年12月30日 出版 バンダイナムコゲームズ 編集 キュービスト 価格 1980円(税込) 商品画像 コメント PS2版デスティニーの攻略本。 関連リンク 関連項目 被リンクページ 関連商品:デスティニー ▲
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テイルズ オブ ファンダム~旅の終わり~ + 目次 概要 コメント 関連リンク関連項目 被リンクページ 概要 商品名 テイルズ オブ ファンダム~旅の終わり~ 分類 小説 発売日 2002年2月22日 出版 集英社 著者 結城聖 イラスト 松竹徳幸 価格 商品画像 チェスターは、双子の姉弟メルとディオに出会った。2人に「歴史は一つではない」と言われてから、彼は死んだ妹・アミィが生きている歴史を作るという誘惑にとらわれ始めるが…。人気ゲーム・オリジナル外伝! コメント 関連リンク 関連項目 被リンクページ キャラクター:ファンタジア 関連商品:ファンタジア ▲
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【タイトル】テイルズ オブ デスティニー 【作者/出版・制作会社/ハード】ナムコ 【登場人外】ソーディアン(剣) 【あらすじ】約1000年前、彗星の衝突による滅亡の危機に瀕した人類は、地上軍と天上軍の二つの勢力に分かれ、「天地戦争」と呼ばれる敵対関係を続けていた。天上軍は常に優勢であったが、地上軍は「ソーディアン」という、持ち主の人格が反映された「意志を持つ剣」を生み出した。その精神同調によって生み出される強力な力により、地上軍は見事逆転勝利を果たす。世界に光と平和が訪れたのであった。 時を経て、主人公・スタンは兵士となるために故郷を飛び出し密航を行う。そこに運悪く魔物が襲来する。密航がばれて武器を取り上げられてしまったスタンは、武器探しに奔走する。そして、天地戦争のキーアイテムである「ソーディアン・ディムロス」に出会った。新しいソーディアン・マスターとなったスタンは、1000年前の遺物に関する騒乱に巻き込まれてしまうのであった。 テイルズオブシリーズにしては珍しいSFメインの作品。 6振りのソーディアンの内、5振りがパーティの仲間になる。 それぞれにパートナーが存在し、彼らのやり取りが面白い。 PS版がオリジナルだが、後にPS2でリメイク。グラフィックと戦闘システムが強化。 ただしシナリオに変更があり、ソーディアンの人格にも変更点が見られる。 また、スキット(キャラ同士の雑談システム)では、ソーディアンに宿った人格の元の姿が表示されるため、人外として扱えない人もいるかもしれない。 グラと戦闘に目をつぶれる人は両方プレイした方が良いかも。 ※舞台設定を踏襲した続編「テイルズ オブ デスティニー2」に、人外要素は無いので注意。
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登録日:2009/11/03(火) 00 36 28 更新日:2024/05/18 Sat 02 58 00NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 OP詐欺 TOV とろろヘアー イエガー キャナリェ… ギルド テイルズ テイルズオブボスキャラ ボス ルー大柴 ルー語 ロリコン疑惑 ヴェスペリア 両脇に美少女 光と影に彩られて 声優ってすごい 岩田光央 意外といい奴(ゴーシュ ドロワット関連) 歴代作の名前をセリフに加える男 眉太⇔眉無し 羨ましい男 避けられナッスィン 『テイルズ オブ ヴェスペリア』の登場人物 赤眼の一団ことギルド「海凶(リヴァイアサン)の爪」の首領。 タキシードのような服を着た男で、台詞の所々に英語を入れる所謂ルー語で話す。そのふざけた口調に反して何かと的を射た発言もわりと多く、仕事に忠実な一面もある。 海凶の爪は暗殺や武器の密売を主とする闇ギルドであり、部下を使ってフレン暗殺や兵装魔導機を密売するなどしていた。 魔導機発掘専門ギルド遺構の門の首領ラーギィの正体でもあり、魔導器を横流ししていた張本人。そのため、本来なら流通数の少ない兵装魔導器を大量に密売しており、これが本編に深く影響している。 その悪党な一面がある一方で敵対関係だろうが認めてた相手に敬意を表したり、経営難の孤児院に資金援助をしている。 側近にゴーシュとドロワットという二人の少女がおり、この二人はイエガーが援助しているカプワ・トリムの孤児院出身で、その恩から彼に深く尊敬している。 大鎌や盾に変形するトリッキーな銃を得物としており、最初はキュモールとセットで変態じみた言動からイマイチイロモノ感が凄まじいが、ユニオンのトップであるドン・ホワイトホースを相手にタイマンを張れる程の戦闘能力を持つ。 OPで存在していた眉毛がポリゴンとカットインでは…… おっと背後に赤眼が 以下、ネタバレ 彼もまたアレクセイの下僕であり、レイヴン(シュヴァーン)と同様に心臓魔導器(カディスブラスティア)を付けられているため命も握られている。 またアレクセイの命令で、ベリウスとドン・ホワイトホースの両頭首をハメた張本人でもある(数人でドンを弔いに来ているので、本心は違うようであったのがわかる)。 ユーリ達とは基本敵対関係にあるが、彼個人としてはユーリ達を好ましく思っている模様でアレクセイの野望達成については内心では快く思っていなかったらしく、アレクセイにユーリ達の始末を命令されながらも戦おうともせず、逆に所々でユーリ達を助けてきた。 しかし、この行いがアレクセイに知られてしまい、人質となったゴーシュとドロワットを見逃す条件として、ザウデ不落宮でユーリ達を迎え討つ事を命令され、レイヴンと同じく死に場所を求めていたのか心臓魔導器を無理に使いすぎた為に死亡する。 昔、騎士団にキャナリという恋人がいたが、人魔戦争の折りに亡くしている。彼女への想いは10年経った今でも色褪せていないらしく、ドンの葬儀にはキャナリが好きだったキルタンサスの花を持ってきていた。 本編ではあまり詳しく語られないが、レイヴンが自分とイエガーを対比した際に「片方は騎士団に残り、片方はギルドの首領になった」と話していた事から、元は騎士団に所属していた事や、レイヴンとはその当時からの旧知である事がうかがえる。キャナリの事やら心臓の事やら、レイヴンとは浅からぬ共通点が多い。 小説版によると、「イエガー」は本名ではないらしく、また人魔戦争後は心臓魔導器の力で生き返ったものの、キャナリを失ってしまい同じく全てを失ったレイヴンと同じく廃人同然の状態であった(ちなみに心臓魔導器の成功例はレイヴンとイエガーだけ)。レイヴンがキャナリの恋人の正体を知ったのは、イエガーが亡くなった後である。 作中の発言 「お別れのターイム!」 「カーレスオブデッ!」(正確には『カーレスオブデス』) 「ミーのターンね!」 「悲しいですがエターニティ、フレンドなんて無理でーす!」 「それこそファンタジーってもんですよ!」 「我がアタックのシンフォニー、聞きなさーい!」 「なかなかやりますね、かくなる上はミーのトゥルーパワー!受けてみよ!」 「これをルックした人はディープなアビスへプリーズよ!」 「さっさと負けてリバースなさい、でなければここでデッドよ!」 「フフ…ユー達とのバトル、我が心のレジェンドとなるでしょう!」 「いつかはこうなるデスティニー」 ゴーシュ! ドロワット! 追記・修正は任せましたヨー! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] セリフにテイルズシリーズの名前がところどころ入ってるのか!ここで初めて気づいた! -- 名無しさん (2014-06-17 21 57 25) 。を付けたり付けなかったり、舐めてんのか? -- 名無しさん (2016-11-06 22 56 30) レイヴンとの因縁を始めとしてもっと掘り下げられただろって思うキャラ、色々もったいない -- 名無しさん (2016-12-06 02 40 32) OPだと嫌味で煽り耐性の低い貴族って雰囲気だし、設定変更したけど扱いきれなかった感がすごい -- 名無しさん (2021-02-28 16 36 24) 名前 コメント
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テイルズ オブ デスティニー オフィシャルガイドブック +目次 概要 コメント 関連リンク関連項目 被リンクページ 概要 商品名 テイルズ オブ デスティニー オフィシャルガイドブック 分類 攻略本 発売日 1998年2月 出版 ナムコ 編集 ファミ通書籍編集部 価格 商品画像 コメント PS版デスティニーの攻略本。 関連リンク 関連項目 被リンクページ 関連商品:デスティニー ▲
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ナムコ作品・テイルズ オブ シリーズ作品関連 テイルズ オブ シリーズ 作品名 イベント・アイテム・キャラクター イベント、MAP、取得方法等 元ネタ 備考 ファンタジア ジェントルワカメ サブイベント:野菜武器 クラース 自負ニートはイフリートのパロディ 酒場の壁の絵 ダリルシェイド レアバード なりきりダンジョン ディスカバリー:ティアの花 たのまれごとNo.6にて登場 エターニア ジェントルメンタイ サブイベント:野菜武器 レイス ひゃっほう壁は極光壁のパロディ 研究員のセリフ「卵生のベアもいるそう~」 ノイシュタット闘技場 エッグベア 太鼓の部屋と通路の掛け軸鳥居 モリュウ城 風刃縛封・獅吼爆砕陣回生功 もふりーなが放り投げてくる物体 アルカナルイン クィッキー セインガルド上級兵の剣 ハーメンツでの戦闘 アイスコフィン ヒューゴ邸などに「のこのきのこ」のぬいぐるみ? デスティニー2 ディスカバリー:マウスチューマウス カイル・リアラ アイテム:フェザーワッペン カイルの首の飾り アイテム:丸いペンダント リアラのペンダント アイテム;青いスカーフ ロニの腕のスカーフ アイテム:仮面のようなもの ジューダスの骨仮面 アイテム:レッドウィッグ ナナリーのカツラ アイテム:漆黒のボンボン ハロルドの服のボンボン ロロニ サブイベント:クレスタ ロニ イベント中のカイル人形 サブイベント:サイリル(web連動「飛行竜着陸!」のパス) カイル シンフォニア サブイベント:クイズ ハーメンツ 出題者がクラトス ダイクロフトの棺桶 左から2番目がゼロス リバース サブイベント:ドッペルゲンガー ジェノス等 ヴェイグ 本人は登場せず フィンレイ・ダグ アルカナルイン ヴェイグ ヴェイグの技を使う アイテム:見事な弁髪 ユージーンの弁髪 城内の壁の絵 ハイデルベルグ城 アガーテ・ヴェイグ・アニー 海竜ムービー ザピィ ジェントルピータン サブイベント:野菜武器 ヒルダ 乱舞リングは、ヒルダの苗字のパロディ アイテム:高そうな王冠 アガーテの王冠 月刊世界四秘の著者 カルバレイスのストレイライズ神殿 フランツ 作中で「小生は」と言ってたあのおじさん レジェンディア パン屋さんをやっている リーネの村 ワンダーパン職人ミミー ジェントルカズノコ サブイベント:野菜武器 クロエ 虎が食う別腹は、虎牙空裂斬のパロディ スキットタイトル「雪溶けですか~?」 ノーマ ノーマがセネルとクロエに言うのと同じ 姉妹 ノイシュタットの民家 フェニモール・テューラ セリフは没ボイスの「マジカルマリンランド」 装備:フェアリィネックレス サブイベント:雪男 シャーリィのテルクェス ディスカバリー:ヤミマチソウ ハリエット(花) クレスタにいる旅人の台詞 マスクドS アビス アイテム:火を噴く人形ハーメンツでルーティが渡す宝 種育て ミュウ 壁に置いてある人形 ハーメンツの村 トクナガ(アニスの人形) アイテム:巨大ではない人形 種育て トクナガ(アニスの人形) サクラバが弾く曲 「音遊楽人」イベント 戦闘テーマ曲『The arrow was shot』 ナムコ関連作品 歴代ナムコ作品名 イベント・アイテム・キャラクター イベント、MAP等 備考 太鼓の達人 陛下の太鼓 ノイシュタット闘技場内 イベント後スタンが「スタドン」ジョニーが「ジョニカツ」の称号を修得 Xenosaga こくもつ アルカナルイン KOS-MOSが元ネタはっくつバスター→Xバスター 等 パックマン パックマン ジェノス 宿屋の部屋にある敷物の絵柄 ミスタードリラー ホリ・ススム トーンの山小屋 机のそばの棚に置いてある人形 鉄拳 三島平八 トーンの山小屋 机のそばの棚に置いてある人形
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テイルズ オブ クレストリア 咎我人の罪歌(ているず おぶ くれすとりあ とがびとのざいか) + 目次 概要 コメント 関連リンク関連項目 被リンクページ 概要 商品名 テイルズ オブ クレストリア 咎我人(とがびと)の罪歌(ざいか) 分類 漫画 発売日 2023年1月17日(1巻)2023年6月8日(2巻)2023年10月6日(3巻)2024年2月8日(4巻)2024年5月9日(5巻) 販売/出版 講談社 著者 綾杉つばき、 熊谷純 価格 定価:770円(本体700円) 商品画像 コメント 講談社の方によるとタイトルに関しては、カタカナのみだと読者がとっつきづらい傾向にあるので、熊谷氏と相談して漢字と平仮名を混ぜるようにして「咎我人の罪歌」と付けるようにしたとの事。ゲームだと「テイルズオブシンフォニア ラタトスクの騎士」がこのパターン。 2023/9/8の重馬敬氏のX(旧twitter)スペースにて、今後の表紙は4巻がユナ、5巻がオウレン、6巻がヴィシャスを予定しているとの事。これも講談社側の提案で「ヴィシャスをトリにした方がいい」と言われたとの事。 基本的に日曜日に2週に1度の頻度でマガポケにて配信される。不定期の開催で綾杉氏が描いたスキット漫画と、講談社側が漫画のコマを切り貼りして台詞を書き替えて話を作るクソコラ漫画(リクルートのCMがモデルとの事)が配信されている。 打ち切り話が頻繁に持ち上がっており1度目は2023/6上旬でこの際にBNEが漫画発売のPVを作って応援するようになった。2度目は2023/9下旬頃で3巻の売上次第となる。 5巻にはアソビストアの購入特典で2枚のブロマイドからランダムに1枚が封入される。更にTOF2024の会場で5巻を購入すると3種類目のブロマイドがもらえる。 6巻は2024年夏頃の発売との事。また6巻の連載からこれまでは隔週更新(2週に一度日曜日に配信)だったが、一回休みを挟んで3週連続更新という形になるとの事。ほぼ週刊連載です。スキットはこの制作体制に慣れるまで見送る方針との事。 アソビストアからの物販情報によるとTOF2024(1日目)では午前11時で5巻が完売したとの事。2日目は午前10時で完売。また、TOFで新作・リマスターの発表が何もなかったため、2024/7/23以降はテイルズオブシリーズで唯一継続する作品となる。 関連リンク 関連項目 被リンクページ 関連商品:テイルズオブクレストリア 関連商品:咎我鬼ノ追憶 ▲
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テイルズ オブ ザ テンペスト 【ているず おぶ ざ てんぺすと】 ジャンル ロールプレイングゲーム(シリーズ内ジャンル名 魂を呼び覚ますRPG) ※特典付き※特典なし 対応機種 ニンテンドーDS メディア 1GbitDSカード 発売元 バンダイナムコゲームス 開発元 ディンプス 発売日 2006年10月26日 定価 5,040円 プレイ人数 1人 レーティング CERO A(全年齢対象) 判定 クソゲー ポイント 致命的なボリューム不足グラフィック&スキットの手抜きタッチペン操作の強要で一部操作性も劣悪後発のオマケアプリでもネタにされる各種不具合の多さキャラ・音楽、小説版は好評 テイルズ オブ シリーズ関連作品リンク 概要 問題点 シナリオ関連 グラフィック関連 戦闘関連 タッチ操作関連 その他 評価点 総評 余談 容量関連 その後の展開 エスコートタイトル問題について 発売延期について 概要 テイルズ オブシリーズのDS参入一作目。主な略称は『TOT』『テンペスト』。 その他『TOTT』(携帯アプリ『テイルズ オブ タクティクス』も略称がTOTなので、一部のファンが混同を避ける目的で使う)『(TOT)』(蔑称、泣いている顔文字)。開発は主にバンダイナムコゲームス発売のゲームを手掛けるディンプス。 問題点 シナリオ関連 致命的なボリューム不足。 初見プレイでも10時間程度あればゲームクリアできてしまう。その中でイベントや描写を上手く突き詰めているなら評価も変わるだろうが、そのような部分は序盤のゲーム開始から首都ジャンナまで。以後急激に密度が低くなり、終盤までイベントがほとんど発生しない。 イベントボイスも無い。イベントの時間がボイスがない分他作品に比べて短いため、余計にボリューム不足を感じる。 登場人物関連 パーティ5人と敵5人、主要な脇役数人程度で進んでいく。その分1人1人の描写がしっかりしているのかというとそうでもなく、肝心な部分の描写さえ充分ではない。 パーティでもまともにシナリオに絡んでいるのは主人公のカイウス・フォレストの2人だけ。しかも描写不足のためフォレストのシナリオはゲームではほとんどわからない。 ヒロインのルビアは少しロミーと絡みがあるだけで、根幹のシナリオには全く絡んでこない。 ティルキスに至っては彼が中心となるシナリオは全くない。 敵役のルキウス・アルバート・ロミーは悪役にすら見えず、教皇は被害者にしか見えない。 特にロミーは元々子供らしい性格の少女であり、教皇同様にスポットによって残忍な性格となるが、教皇は後にスポットから解放されて元々の性格に戻るのに対し、彼女はスポットの解放すらなくルキウスとカイウスに留めを刺されて最期を迎えるというあまりにも救われない展開である。彼女も教皇みたいにスポットから解放する方法があれば救われたはずなのだが…。 劇中でロミーに関するフォローがあまりなく、メインキャラにとって大切な人物がことごとくロミーによって殺害されてしまうため、プレイヤーからのヘイトが無駄に高くなっている。 終始説明不足。 前口上も何も無くムービーから物語が始まるが、字幕や音声による説明が無いため何が起こっているか解らない。 説明すると、教皇・ルキウス・ロミーによって生命の法と呼ばれる魔法が使われた結果、辺りの熱が奪われ、時期外れの雪が降ったというような内容である。 あるイベントを境にパーティキャラのアーリアが頭上で巻いていた髪の毛を下ろすのだが、何の説明も無いので気付きにくい。後述のようにグラフィックが微妙なので尚更。 限りなくあっさりとした旅の結末とエンディング。 「ラスボスが開いた異世界の扉をカイウスが閉める」という展開なのだが、特に派手な演出も無く地味で、その後は仲間達と「終わったな。」の一言を投げかけて締める。あっさりし過ぎていて、味気がなさ過ぎる。 唐突に登場するラスボス。 本シリーズでは、ラスボスが物語の序盤から中盤という早い段階で登場し(作品によってはスタート時から身近に居る事も)、その目的を解き明かしたり現段階に至る境遇が明かされたりし、中盤以降はラスボスを巡るシナリオ構成となる事が多いが、本作では登場後に即戦闘のためシリーズらしくないし、ラスボスらしさも感じられない。 過去作でもぽっと出のラスボスは『テイルズ オブ リバース』などごくわずか。 ただし、それらの作品でもきちんと伏線は張られており、しっかりプレイしていれば存在に気付けるようになっている。 容姿もこれといったカリスマや強大さを感じさせるようなモノでもなく、それらしさにことごとく欠けている。 戦闘においても、初見殺し的な技を用いてくるところもあるが、対処が分かればさほど脅威ではない。第二形態等といったサプライズも全く無い等、歴代作品でも難易度は非常に低い方であろう。人型であるにもかかわらず、戦闘中一歩も動かない(ワープ移動のみ)のもある意味画期的である。 前述の通り重要人物の殺害行為等の悪事のほとんどをロミーが担ってしまっているため、相対的に影が薄くなっている。 フィールド画面(特にワールドマップ)が無駄に広い。 かといって街などが多かったり地形に富んでいたりはせず、広大というよりだだっ広いという感じになっている。 それでいて操作キャラの歩行速度は遅く、プレイ時間の大半はワールドマップの移動に費やされる。エンカウント率も高い為、作業感のみならずストレスまでついてくる。 中盤以降は大陸を端から端へと移動するマラソンゲーと化す。 前述のようにイベント密度が低くなり、大陸を移動しては少しイベントという展開が続く。 シリーズの他作品のような空を飛べる移動手段は無く、移動方法は行ったことのある街の一部を結ぶ船だけである。 ダンジョンは似たような地形が続くため、自分が何処にいるかわからなくなる。 しかも、別画面でのダンジョンマップ表示という生ぬるい仕様すら無い有様(街やワールドマップでは上画面に地図が出る)。 謎解きなどもなく(後述のミニゲームを除く)、基本的に奥に進むだけの迷路である。ただし、そこまで広くない分『テイルズ オブ イノセンス』よりはましだが。 ダンジョンの半分は森であり、見た目の面白さにもかける。 サブイベントはおつかいものが多く、そこでもワールドマップを歩き回るはめになる。少ないプレイ時間を水増しさせてボリュームを誤魔化している。 街の数が多いわけでもないのに一度しか訪れることない街が多い。 カイウスとルビアの故郷の街でさえ(あるサブイベント以外は)旅立った後に訪れる必要は無い。 ティルキスの故郷であるセンシビアなど、名前しか出てこないところも存在する(ドラマCDにおける目的地として名前が出る程度)。 街でのイベントもほとんどなく、少し会話イベントのあるだけの街が大半を占める。 船しか移動手段がないため、内陸の町は再度訪れるのが非常に面倒。 グラフィック関連 OPからしてしょぼい。シリーズおなじみのアニメを用いたシーンは数秒しかなく、ローポリのキャラが無表情に動き回るシーンが大部分を占める。 カメラワークのみでローポリのキャラが動いてすらいないシーンも多い。 物語における重大なネタバレを示唆してしまっているシーンがある。 おまけにダンジョン内の移動シーンもほぼそのまま使用しているシーンも存在する。どこの新作ゲーム用トレイラーだ。 プロローグ、乗船時、ラスボス前後、エンディング時にも同様のゲーム内ローポリキャラによるプリレンダリングムービーが入る。 プリレンダリングムービーなので、容量の節約にもなってはいない。 上記にも少しあるが、3D機能が未発達なDSだという事を踏まえてもポリゴンの完成度が低い。そして戦闘のエフェクトがかなりしょっぱい(後述)。 ティルキス等に至っては、肘から指先までがひとつの六面体で出来ているという有様。 動きも非常に固く、ぎこちない。特にルビア。モーション自体も非常にカクカクで固く、動作自体もぎこちない。 イベント中、キャラクターがほとんど動かない。歩く・立つ・座る程度で、手を動かす等の細かなモーションは殆ど無い。 キャラたちの雑談が聞けるシリーズお馴染みのシステム「スキット」は、他作品のように顔グラフィックもボイスもつかず、字幕とキャラの動きだけで会話が進んでいくという味気ないもの。 ステータス画面のキャラアイコン自体は一応本作にも存在するが、今作の物は公式イラストの使い回しでゲーム内から浮いている。 ボイスは本作以降の大容量カートリッジを採用したDSテイルズ作品でもフルボイス化出来ていないため容量の問題上仕方ないにしても、顔グラの表示をする程度の余裕はあっただろうに。このため、『レディアント マイソロジー2』にカイウスとルビアが登場した際に、初めてこの2人、つまり『テンペスト』のキャラに顔グラが作られることとなった。 そもそも、本作のスキットは『エターニア』と同様のキャンプ式になっている為か、基本的にフィールドでしか発生しない上、雑談とヒントが別々になっていた形式も一つに統合。あらすじ機能も搭載されていない為、長期間放置後に再開した際には現在のプレイヤーの目的を聞くためにいちいちフィールドに出てキャンプを実行しなければならない為、手間が掛かる。キャンプに必要なテントも消費アイテムと扱われている為、複数持てるとはいえスキットの為にアイテムの補充が必要なのだが、テントの購入額自体も720ガルドと割高で装備や回復アイテムの補充で金欠になりがちな序盤戦ではスキットの複数発動すら難しい有様。 とどめにスキットの発生タイミング自体もノーヒント。おかげで近年のシリーズで消滅しつつあるスキット称号の取り逃し問題も再発してしまう事態に。 その他の技術的問題。 フィールド画面でカメラを回転させながら歩くことができず、カメラの回転は必ず立ち止まって行わなければならない。 壁などをこすって歩くときの挙動がおかしく、キャラが細かく震えている。 坂道ではキャラの影が欠ける。 ホーリィボトル及びダークボトルを使用した際にキャラにエフェクトが掛からず、効果が続いているのか切れたのかがかなり分かりにくくなってしまった。 本作では上述の通り無駄に広いフィールドや迷いやすいダンジョンをノロノロ速度で移動しなければならない点も相まってエンカウント率低下アイテムのホーリィボトルの需要も多いが、使用時のエフェクトが存在していない事から、かなり気になる問題になってしまった。 インターフェイス面も色々ひどい。 まず、戦闘メンバーの入れ替えを行うには、メニュー内の「ステータス」を選び、そこから更に「作戦」「隊列」「編成」の順で選ぶとようやく戦闘メンバーの入れ替えを行えるという物。実行までの手順が多過ぎて面倒臭い。おまけにステータス画面ではキャラの立ち絵すら用意されない有様。 料理画面へもメニュー内の項目から直接移動する事ができず、「アイテム」項から「レシピブック」を選んでから作りたい料理を選択するという手順を踏まなければならない。もっとも、本作の料理は後述の通り失敗しやすいとの評判を得ている為か、この手順を行うのは少数なのが救いか。 戦闘でもデュアルスクリーンを有効活用させる目的があったのか、下画面にキャラクター上画面にステータス等の戦闘情報が表示される仕組みなのだが、キャラクターのHP/TP表示がゲージ制では無く『エターニア』まで使用されていた数値表記が採用されている関係で視認性が良くなく、スマッシュ条件も上画面の情報メニューにまとめて表示される関係でかなり見づらくなってしまった。 時折画面の一部が乱れる。 戦闘関連 戦闘システムは『テイルズ オブ リバース』のシステムを簡素にした「3on3リニアモーションバトルシステム」。『リバース』と違い、他のシリーズのようなTP(いわゆるMP(マジックポイント))制を採用している。 3on3は3D+3ラインを表している。3Dグラフィックスになったことで、『リバース』とは異なり、上下に向いて攻撃を出すことができるようになっている。 ただ、この仕様がまた曲者で、敵が複数いる場合は上下または左右どちらかの2方向からの同時攻撃を食らいやすい。どのラインに居ても複数個所からの攻撃を防ぐことができないので、1体に攻撃を仕掛けている際にもう1体からの攻撃でコンボを止められたり、タコ殴りにされることが多く、ストレスが溜まる。 魔術を通常防御できる点は『リバース』と同様。 戦闘中のメニューに、他のシリーズ作品では非常に重要なコマンドである術技(技の割り当て変更、及びCPUキャラへの術技使用指示)、装備が存在しない。 装備コマンドがないことの影響は大きく、敵が耐性を持つ属性の装備で戦闘に突入してしまったとしても変更出来ない。 今作では武器に属性をつけて強化するシステムが存在するため、武器が属性を持っていることが多い。ダメージ減少だけでなく、無効化してくる敵もいるため、下手をすればダメージを与える手段がなくなってしまう。 操作キャラも味方CPUも、十字ボタンに割り当てた4つの術技しか使用できない。 『リバース』でも使える術技はセットした4つまでだったが、そちらにはちゃんとした理由があった。本作の場合はそういった理由付けも存在せず、単なる技術力不足からだと思われる。 前述のように戦闘中には術技コマンドは使用できないため、この4つの技は戦闘中に変更できない。 敵も4つまでしか術技を使用しない。 カイウスとフォレストは獣人に変化する種族であり、戦闘中にも一定条件をそろえれば変身するのだが、この変身が非常に地味。変身後は通常攻撃が変わり、「ビーストブロウ」という特技が使えるが、ほぼただ殴り続けるのみで非常に地味。 戦闘能力は大幅に強化されるものの、HPが50%以下かつTP80以上のときにしか使えず、変身中はかなりの勢いでTPが減っていく上に0になると元に戻ってしまう。また、4つしかセットできない(戦闘中変更不可の)術技枠を1つ使ってしまうため、非常に使い辛い。 ただ逆に言えば、TPの問題さえ無ければ非常に強く、獣人化状態固定(TPの減少なし)でのイベント戦闘では誇張抜きで接近して連打していれば勝ててしまう。無制限に使用出来てもバランスブレイカーになってしまう為制限がつくのは仕方が無いが、その制限があまりに極端過ぎる。 ちなみに発売前に雑誌で「マップ画面で獣人になり、最初から獣人で戦闘に入れる」という機能が紹介されたが、製品版では採用されなかった。 「特技」以上の技「必殺技」と「奥義」は、指定のある特技の後にさらに指定の特技を使用することで発動できる。つまり必殺技と奥義は単体では発動不可。尚、カイウスの技候補は9つ(獣人化含む)、ティルキスにいたっては5つしかない。これに対して術師は候補が非常に多い。 このため、従来作のようにコンボの組み合わせを考えて遊ぶことはできない。 バランスも悪く、強すぎる技とTPの無駄なだけの技が極端に存在する。特に奥義は使用TPが多すぎて使い辛いものが多い。 例えばカイウスが最後に習得する奥義は消費TPが61もあり、発動に必要な特技と必殺技も合わせると101も消費する。にもかかわらず特技の威力はある必殺技に劣るうえ、必殺技からコンボがつながらないため高確率でガードされるというあんまりな性能。 後述するCPUは必殺技や奥義を多用する傾向がある為、プレイヤー以外のキャラクターはすぐTP切れになる事が多く、奥義後のTP回復の為に激しくアイテムが消費されていってしまう。 必殺技と奥義にはボイスがついていない。 代わりに固有SEと奥義に暗転処理がついているのだが、固有SEは「カキーン」と変な音で、ゲームの雰囲気とミスマッチ。 4つしか術技を装備できないので、この仕様によって技の選択肢が増えているといえなくもない。 これらの特技仕様で戦術が狭まっている中、やたらと高性能な特技として「粋護陣」が存在。従来の作品では魔法バリアを張る技だったが、本作ではほぼ猶予無しで全方位(上下向き時のみ)に攻撃判定 自己無敵を持つ上に消費TP12と燃費も良いぶっ壊れ技。 誇張抜きに粋護陣連発だけでクリアできるゲームなどと言われる。ただし習得LVは29とやや遅め。また、無敵時間も短めであるため、防御技というよりも攻撃後の隙を補うための効果と言った所。 威力も低くはなく、3回で奥義と同等の火力になる。消費TPや回転の速さを考えればこちらが上。 また、カイウスの「裂空斬」、ティルキスの「イージスシールド」も同じように隙が少なく、全方位に攻撃できる。 魔術も出来が悪い。 とにかくエフェクトが地味。 エフェクトが粗いことに加えて持続時間が短く、上級術でも2秒程度で終わってしまい、一体どういう魔術なのかという事すらよく分からない術もある。詠唱時間のほうが長い。 こちらもDSのスペック上仕方が無い…と言いたいが、後の『テイルズ オブ イノセンス』では大幅に改善されている。 性能も極端で使わる術と使えない術が分かれる。 当たり判定に難のある術が多い。 足元にしか判定が出ない術は飛んでいる敵にあたってくれない。 ヒットして吹き飛ぶことで連続ヒットする術は、重い敵は吹き飛ばなく、軽い敵でもガードされると吹き飛ばないため、設定されている威力よりも圧倒的に低火力しか出ないことが多い。 一方でルビアの「セイグリッドシャイン」は最高クラスの火力であるにもかかわらず、下級魔法よりも詠唱が速いというとんでもない性能になっている(ただし消費TPは多い)。 敵味方問わず、AIの出来が悪い。戦闘中に仲間に術技の指示ができないため、尚更目に付く。 剣士系の仲間はろくにコンボをしてくれないどころか、操作キャラがコンボを決めている敵を溜め攻撃で別ラインに弾き飛ばすという、もはや嫌がらせや妨害としか思えない行動をしてくる。 術師の仲間は定期的に通常攻撃をしに前線に出てくる。その後、前線で術詠唱を始める。 ピンチになってもなかなか回復技を唱えてくれない。その為、体力回復はメニューからアイテムを使用する事が最善策。 無駄に多い奥義のTPといい、戦闘中にやたらとアイテムを使用する回数が多く、本作はある意味「グミゲー」の先駆者とも言えるだろう。 属性耐性も全く考えてくれない。戦闘中に術技の変更はできないため、戦闘前に対策する必要がある。 敵の術師は近づけば通常攻撃もしくは溜め攻撃しかしなくなるので、接近して攻撃していれば簡単に倒せてしまう。 詠唱中の剛体も弱いため、詠唱開始されたところで簡単に妨害できる。 CPUキャラと敵キャラがお互いを避けて通過しようとして同時にライン移動をひたすら繰り返す反復横跳び合戦などもまれにみられる。 ボス戦が盛り上がらない。 術師が多く、前述のように近づけばほぼ無力化できてしまう。 その問題を補うためか、雑魚敵を引き連れて登場することが多い。 術は通常防御可能なので、出されたとしても脅威ではない。 近接攻撃型のボスもいるが、使用するのは特技のみで必殺技・奥義は使用しないため地味。 これを補うためか、アルバートの「ヘラクレスブロウ」はティルキスの同名技と全く異なった性能に強化されている。 そもそも特技を使用せず、通常攻撃のみというボスがほとんど。 ボス戦よりも雑魚戦で囲まれてタコ殴りにされるのが本作全体で脅威である。 動きも全体的におかしい。 特に被弾時の挙動が不自然で、非常に軽い。 魔術「テンペスト」や、オーガのアッパーなどを受けるととんでもないスピードでキャラが飛んで行ったりする。その後、見えない天井にあたって落ちてくる。 軽い敵は同じ技の連発で無限コンボになったりし、重い敵は吹き飛ばないため連続ヒットするはずの術が連続ヒットしないなど明らかに調整不足。 シリーズお馴染みの秘奥義が存在しない。 外伝作品『レディアント マイソロジー2』以降は、カイウスには獣人化時の特技「ビーストブロウ」、ルビアにはシナリオイベントで習得する術「セイクリッドシャイン」が秘奥義として割り当てられた。 1キャラにつきひとつしか戦闘中ダメージが表示されない。 1キャラに連続で攻撃が入った場合は前の表示は消えてしまう。 それなのにダメージは一度に表示されるのではなく、高いほうの桁から順に表示されていくため、攻撃間隔の短い技で3桁ダメージがでたりするとダメージの下位桁が表示されない。 通常攻撃は十字ボタンの入力で変化しない。 ジャンプもできないため、高い位置を飛んでいる敵に攻撃する際に問題になる。 ルビア・アーリアは一部の飛んでいる敵に通常攻撃を当てることができない。 上下方向への方向転換が遅い。 十字ボタン+Bボタンという術技の出し方を考えて、上や下に割り当てた技を出す際に方向転換しないように遅めにしてあると思われる。 アイテムは棒立ちのまま使う。アイテム用モーションなどない(エフェクトはあるが)。 アイテム使用指定から使用まで少し間があり、この間に被弾するとキャンセルされてしまう。 一方で他のシリーズ作品ではあるアイテム使用後の使用不能時間がないため、乱用が可能。 敵撃破時に効果音・エフェクトが無い。 シリーズ他作品のように倒された敵がすぐに消えるのではなく、倒れるモーションの後に消えるため、視覚的にも分かり辛く、何より爽快感が無い。 ごく一部のボスのみ撃破時に悲鳴が入る。 戦闘開始時のロードも地味に長い。DSにしてはというレベルではあるが。 一部武器には強化によって別の武器に変化する覚醒システムがあるが、覚醒後の武器は強化できないためあまり使えない。 強化によって武器の攻撃力は最大で元の2倍に出来る。 武器の性能は攻撃力、防具は防御力しか確認できない。 ルビアやアーリアの装備する杖には術攻撃力を上げる効果があるが、武器屋や装備画面では確認できないため、武器の変更が無意味(術師の攻撃力が上がっても利点がほぼ無いため)に見えてしまう。 装備前後にステータス画面を開いて見比べれば上昇しているのが確認できるが、まず気づかないだろう。 武器強化システムのためか、武器のみ合計の保有個数に制限がある。 古い武器を処分していかないと新しい武器が入手できなくなる。 他のアイテムは1種類につき15個までである。 上記の属性強化システムは中盤以降のほぼ全ての敵が光属性に弱いため、属性を使い分ける意味がほとんどなく雑に光だけ付ければ良い。 状態異常強化システムも存在する。本作では状態異常付加を使って攻撃するとレベルの分だけ敵の状態異常の抗体が累積して削れて行き、100になると状態異常にかかるというシステムが採用されている。 武器の石化レベルを5にするとほとんどの敵が一瞬で石化してしまうのでこれまたバランスが壊れる。 発売当時のシリーズ作品群の多くの例に漏れず、本作でも図鑑が片方(*1)しかなく、やり込み要素に欠ける。 コレクター図鑑が存在しないのなら、プレイヤーが自身でアイテムコレクターを目指す事になる…と言いたい所だが、前述の武器の保有制限の関係で武器のみ全種類集める事が出来ず、結局アイテムコンプリートすら出来ない始末。 タッチ操作関連 タッチスクリーンを無理矢理活用しようとしたのか、あるダンジョンにはスライドパズル(手数制限つき)がある。 しかしタッチの認識が悪い上、ピースを動かせていないのに残り手数だけ減るというというバグまであるためタッチで解くのは辛く、結局ボタンでやることになる。 中には34手必要な高難易度のものがある。ストーリー上で解く必要のあるものは簡単なのが救い。 同じくタッチ操作を無理矢理導入した為か、調理にはミニゲームのクリアが必要。 「制限時間内にタッチペンでx回上下にこすれ」「x回円を描くようにこすれ」といった内容。 これも認識が悪くなかなか成功しないが、こちらはボタンではできない。 スライドさせるだけの「包丁」や「フライパン」等はまだ簡単な方。円を描くようにタッチペンを動かす「鍋」等では上位の料理ともなるとほぼ不可能と言って良いほどの難易度である。 上記の点が合わさった結果、タダでさえ認識が悪く成功判定を得られないのに、手数だけが膨大な回数要求されるという理不尽なシステムとなっている。おかげでミニゲームを避ける為に全く料理をしないという結果になってしまい、本末転倒としか言いようの無い状況に。そもそも他作品では片手間で出来た料理システムにこんなハードルを作る程にタッチ操作が重要だったのだろうか。 ちなみに料理の際にパーティー先頭のキャラがボイス付きセリフをしゃべってくれるのだが、失敗時の台詞が非常に面白く、その為か本作の料理システムは失敗時のボイスを聞く為という皮肉な目的のシステムになっているのも否めない。 なぜか戦闘中もタッチ操作に対応している。 ただし、タッチした敵を通常攻撃できるだけで、術技は出せないと非常に半端。 その他 本編中にあるアイテムを入手すると通信モードがプレイできるようになる。 レベルは強制的に1にされるもアイテムや装備は持ち込める状態で、専用のダンジョンを潜ることとなる。 ストーリー進行と共に入手できるアイテムに応じて潜れる階層は増加し、最深部にはボスが存在する(本編の使い回しだが)。 珍しいアイテムが入手可能だが、やはり高いエンカウント率により協力もままならないことが多い。 クリア前後の隠し要素としてエクストラダンジョンが用意されているが、高いエンカウント率と敵のHPに泣かされるだけである。 全30階で5階ごとにセーブ・脱出ポイント及びボス戦があるが…。 出てくるボスはHPの異常に高い(他のパラメータも高くなってはいる)本編中の敵であり、使い回しである。 浅い階層のボスはボスキャラですらなく、本編中に普通に出てくる雑魚(ただし本当にHPだけは高くなっている)である。 極めつけとして、ダンジョン自体も通信プレイ用ダンジョンの使い回しである。 シリーズおなじみの2周目が存在しない。 ゲームをクリアしてもクリアデータをセーブする事ができず、再開地点は最終セーブポイントのまま。 当然、恒例のサウンドテストも無く、BGMを自由に聞くにはサントラを購入するなりして外部に頼るしかない。 戦闘難易度もハードまでしかなく、上級プレイヤーにとっても手応えを感じさせることすら出来ない。 公式ページには連動ウェブサイト(現在は閉鎖)があり、ミニゲームを遊ぶとその成績に応じてゲームで使えるパスワードがもらえたり、ゲーム進行に応じて壁紙がもらえたりした。 マゴノテ(カイウス)、ホウキ(ルビア・アーリア)など実用性は無いが見た目の変わる面白武器や称号「めんきょかいでん」といったものがあり、この連動でしか手に入らなかった。 DSソフト内の固有IDを入れないとパスワードが生成できないようになっており、攻略サイトでパスワードを見て…ということはできない。 このため、ウェブサイト自体が閉鎖された今となっては、上記の面白武器および称号を手に入れるのは不可能となっている。 評価点 misonoによる主題歌「VS」は高評価。それだけに本当にもったいない。 発売延期やOPムービーの出来など、余計なとばっちりさえなければデビューシングルとしてもっと花を咲かせることができただろうに。 描写やエピソード自体は希薄だが、近年の作品にありがちな棘のある性格付けや極端な描写等がなく、キャラ自体は好評。これでボリュームがあれば立派な魅力となっただろうに、非常に惜しい。 敵キャラのロミーも可愛らしい容姿に悪逆無道な振る舞いというギャップからよい評価を得ている。 ストーリーはスタッフが度々言及しているようにシンプルな王道で、破綻などもなくまとまっている。これでボリュームがあれば(ry BGMの評価は高い。 特に中ボス戦BGMは高評価。 通常時とバックアタック時でBGMが変化するというギミックも存在し、これは『デスティニー(PS版)』以来の復活だった。 微妙な戦闘システムだが、3Dのために仲間とぶつかったり、敵を目の前に飛ばされたりしてピンチに陥ったり、側面攻撃や背面攻撃で威力が上昇するなど、作り込みでは妥協していない。 実際、本作で実装された「溜め攻撃」は後に同じくDSで発売された『ハーツ』にてより洗練されたシステムとして復活を遂げる事になる。 フィールドの時間経過の概念が『エターニア』以来の復活を遂げているが、殆どの町やダンジョンで時間経過が反映されたり、テントでのキャンプも任意で夜に出来る機能が追加されていたりと、何かと中途半端だった『エターニア』の物と比較して洗練されている。 問題点で述べていたテントの購入額も、「スキット料」ではなく某国民的RPGのような「昼夜逆転の魔法」と割り切れば悪く無い。 登場モンスターの大半は前年に発売された『アビス』からの流用だが、同作で廃止されていたモンスター図鑑が本作で復活し、ボリュームの関係で総数こそ少ないものの『アビス』産のモンスターモデル一覧が初めてゲーム内でも見られる様になった。 加えて、モンスターのうちプチプリ系の待機モーションが変更され浮遊系モンスターになっていたり、ゴイル系とキャスター系が独立して登場する等、一部のモンスターに本作独自の特性が用意されていて敵モンスターのマンネリ化を防いでいるのは見事。 システム面など様々な点が初期シリーズに先祖返りしていたり、過去作のシステムも復活採用されたりしている所から「原点回帰」とも捉えられ、個々の出来はともかく主に初期シリーズのファンから「むしろ懐かしい」と評される事もある。 オープニングムービー、アクションゲームのような戦闘、異種族との対立の物語など、シリーズの基本は一応抑えられており、ニュースサイトのレビューでは「「テイルズ オブ」シリーズの魅力がギュッと詰まっている」と評された。 総評 2度の延期の末出来上がったのは、キャラクターやBGMなど少なからず光る点こそあるが10時間程度で終わるボリュームの無さと大味な戦闘システムのやっつけゲー。 作りこみ不足から不親切な仕様も多く、非常に遊びづらい作品となってしまった。 作品の作り込みを向上させ、プレイヤーの評価があればもっといい扱いになっていた可能性もあると思うと、非常に残念ではある。 余談 あまりの評判の悪さに発売直後に「クソゲー」という評価が一気に広まった。 2度も延期しておいてこの出来な為、シリーズ内ジャンル名を皮肉って 「延期した意味を問うRPG」 と揶揄された。 発売直後からの値下がりも非常に早く、今では980円前後で買えてしまう。 前述したウェブサイトは簡単に解析され、全てのミニゲーム公開前にパスワード生成用フォームが作られたり、壁紙へのリンクがばれたりしていた。 3つのミニゲームを遊ぶことができたが、いずれもゲーム本編を超越したクソゲーであった。 サイト公開から閉鎖までは約半年というスピード閉鎖が行われた(開設時の予定は1年とされていた)。 同時期に発売された『テイルズ オブ デスティニー (PS2)』も同様のウェブサイトがあり、同様に半年でスピード閉鎖された。 テイルズ オブ シリーズ全世界累計販売本数1,000万本突破時のナムコの公表によると、このゲームの出荷本数は301,000本である。それに対し実売は6割程度の205,541本とかなり低い結果となっている。 他のテイルズ作品同様に小説版(全2巻)が出ているが、ストーリーの描写がゲーム内でのものよりもはるかに深い。 ゲームで足りなかった登場人物の心理描写が多数盛り込まれているほか、ゲームでは名称のみ出てくる過去の大きな事件について詳細に描かれている(小説版オリジナルの人物も出てくる)。 この過去編でゲームでは匂わされつつも全く分からなかったフォレスト、アーリア、アルバートの過去が補完される。 小説版の約半分はこの過去の話で占められており、主人公のカイウス及びヒロインのルビアは過去編には出てこないため、出番は小説の約半分しかない。主人公・ヒロインなのに…。 ゲーム中盤が話から大分抜けているが、このゲームの中盤はマラソン以外のなんでもないので問題はない。 本作のリメイクについて 基盤そのものは決して悪くなく、上手くリメイクすれば化けると期待する声もある。 『イノセンス』が2012年にリメイクされた『テイルズ オブ イノセンス R』の特典アプリでは、カイウスと『ハーツ』の主人公・シングの二人が「リ・イマジネーションされる権利をかけて戦う」というエピソードがある。ゲストキャラ(『テイルズ オブ ジ アビス』のジェイド)が「視聴者に決めてもらいましょう」と提案し、そこでカイウスを選ぶと、リ・イマジネーションされた際の願望を口に出すのだが… テンペストがリ・イマジネーションされたら、きっと……海を渡る船や、空を飛ぶ船で世界中を冒険できるようになって、ティルキスの国にも行けたりするんだぜ!もう、広い砂漠や平原を夜中に歩くのはコリゴリだ。そうそう、キャンプだって、もっと話題に満ち溢れて楽しいものになるんだろうな。ルビアとキャンプしてもいつも話題が続かなくて、結局、いつも同じ話ばかりしてたからさ。たまに面白いことを言ってみたりしたんだけど、全部カットされたんだよな……料理だって、簡単に作れるようになるよな。前に10秒以内に作れって言われた時にはどうしたもんかと思ったぜ。戦闘だって自由に走り回ったり、バンバンカッコいい技出したり、仲間とサポートしあったりしてさ、手に汗握る白熱した展開になるんだろうなあ。それで戦闘終了時には、『負けられないんだ!』とか『勝ったぜ!』なんて言えるんだろうなぁ。 哀しすぎてコメントのしようがない。 ただ、このゲームでも戦闘終了ボイスは存在する、何故引き合いに出されたのだろうか?(*2) 『ハーツ』は実際に2013年に『テイルズ オブ ハーツ R』としてリメイクされたが、『テンペスト』のリメイクは2014年公開のシリーズのプロデューサー・馬場英雄へのインタビューにおいて、議論はされたが現時点では予定がないことが語られている(*3)。 容量関連 これほどのボリュームしか実現しえなかった程容量がカツカツだったのかと思いきや、解析によりROMの半分ほども余っている事が判明。そのうえ没ボイスも大量に収録されている…というか没ボイスの方が多い。 術の使えるキャラは没魔術も含めて本編で使えない魔術のボイスが大量に入っている(敵であっても)。 一方で、術の使えないキャラの没ボイスはほとんどない。このため、主人公のカイウスよりも敵であるルキウスやロミーの、それどころかほとんど出番のないラスボスの方がボイス数が多い。 アルバートは必殺技、奥義、術のいずれも使用しないが、彼のものと思われるボイスが入っている。 「死は存在しない…生きる世界が変わるだけだ。ドゥワミッシュ族の格言。」「神はこの世の終わりを決めている。だが、我々はその声を聞いてそれを避けることができる。キャサリン・ノリス。」「一粒の麦は地に落ちて死ななければ一粒のままである…だが、死ねば多くの実を結ぶ。ヨハネによる福音集。」という使い道の分からない長い没ボイスが教皇とラスボスの声で2度も入っている。本編中にこのような台詞は一切無い。 『テイルズ オブ ファンタジア』の「この世に悪があるとすれば、それは人の心だ」のオマージュでもしようとしていたのだろうか? その後の展開 本作の反省を生かし、後のDS作品『テイルズ オブ イノセンス』や『テイルズ オブ ハーツ』は世界観やシナリオも増大し、OP全編にアニメを使用し、シナリオ中のボイスが追加され、スキットも従来通り顔グラフィックを搭載する等ボリュームが飛躍的に増大し、システム面でも緻密かつ造詣の深い進化を遂げる事となる。 エスコートタイトル問題について 本作は2007年から2020年まで、シリーズの外伝作品「エスコートタイトル」として扱われていた。これについてはネット上で色々と話題になった。 まず時系列に沿って説明すると、「TOT発売時点では明確に区分けされておらず、本編であるとも外伝であるとも公式には言われていない。」「発売後の2007年にシリーズの分類として『マザーシップタイトル(メインタイトル)/エスコートタイトル』が制定された際に本作はエスコートタイトルだった。」である。 ニュースサイトも、ここが「外伝ではない」としていただけで、他では本編・外伝という区別には触れていない。 公式による区分けの前は「内容がオリジナルのものは本編、携帯機で発売された続編作品やシリーズキャラ共演作品は外伝」と、なんとなくユーザー間で区別されていただけである。 エスコートタイトルとされている「なりきりダンジョン」シリーズなどと違い、一本で完結する正統派のRPGとして作られていることや、メディア等でも「テイルズ オブ シリーズ最新作」と銘打たれていた事から、正当なシリーズ最新作として見るのが自然だろう。 しかしこういった経緯や発売延期を繰り返した末のゲームの出来から、「当初は本編作品として作られたが、あまりの不出来のためエスコートタイトルに格下げとなった。」「この作品の為にエスコートタイトルなんて区分けが作られた。」等と推測されている。実際、そういった説明が事前になかった為に本編を期待して落胆した声も多く、最初から外伝として作っていたのならそう告知していれば、もう少し本作への評価も変わっていたのかもしれない。 スマートフォン向けRPG『テイルズ オブ ザ レイズ』では、カイウスが起動画面で他のマザーシップタイトル主人公と並んで表示されている、シナリオでも活躍するなど、マザーシップタイトルと何ら遜色ない扱いを受けている。この点から「マザーシップ」「エスコート」という区分け自体が、バンナムにとってどんな都合で作ったものなのか、今のシリーズに関わるスタッフが本作を本当はどう扱いたいかを窺い知れるだろう。本作ぶっ壊れ技の「粋護陣」もある程度の調整をしつつも再現している辺りリスペクト要素も強い。 そして2020年になり、シリーズ25周年という節目を機にマザーシップタイトル/エスコートタイトルの分類が廃止され、新規内容の「オリジナル」とシリーズキャラクターが共演する「クロスオーバー」の分類が新たに制定された。これにより、本作は13年越しで外伝扱いから脱することとなった。 発売延期について 2度の発売延期を行っている。 当初の発売日は4月13日だったが、6月8日に発売を延期した。その理由を以下のように発言している。 「制作スタッフ一同、ユーザー様にご満足いただけるソフト開発に努めて参りましたが更なるクオリティアップを図る為、今しばらくの時間が必要と判断致しました」(GAME Watch 2006年3月1日記事より引用) そして今度は発売を2006年内に延期すると表明した。月日を明言しないところがすでに逃げ腰である。 「制作スタッフ一同、お客様に喜んで頂くべくソフトの開発に努めて参りましたが、6月8日の発売日までには満足の行くクオリティーに達することができないとの判断に至りました。」 「従来の"テイルズ オブ"シリーズにない、ニンテンドーDSならではの新しい手法も盛り込み、"テイルズ オブ"シリーズファンの皆様はもとより、新たなお客様にもご満足いただけるソフトの開発を目指す所存」(ファミ通.com 2006年4月5日記事より引用) その後10月26日に発売することが発表され、それ以上の延期は無く当日発売されたが、散々待たされたあげくにこの出来ではプレイヤーが落胆するのも無理はない。 どのあたりをクオリティアップしたのかを説明してほしかったものである。せめてROMの容量の使い方をもうちょっとマシにできなかったのだろうか。 「新しい手法」についても、強引にそれをプレイヤーに押し付ける形で提供した為、逆にプレイヤーの顰蹙と負担を買う結果に終わってしまったのも残念である。 本作の主題歌であるmisonoの「VS」がシングルリリースされたのが2006年3月26日であるが、肝心の本作の発売が4月から遅れに遅れてしまったため、楽曲の旬を過ぎてしまった感じは否めない。楽曲に問題があったわけでもないのに、本作のオープニング映像の出来も手伝って余計な悪い印象がついてしまった。 その影響からかCMでも本楽曲が起用されないという不遇な運命を辿ることになってしまった。実際のCMソングはイメージソングと称して同じくmisonoの「ラブリー♡キャッツアイ」(2006年11月1日リリース)が起用されている。この曲の評価が低いわけではないのだが、作品内で流れるわけでもなく過去作品のCMで主題歌が使われるのが当たり前であったことからどうしても見劣りしてしまう。 また、翌11月発売の『テイルズ オブ デスティニー (PS2)』、翌々12月発売の『テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー』と発売日が非常に近くなってしまい、「月刊テイルズ オブ」状態と化してしまった。